通勤路の垣根から見える柿の実の深いオレンジ色や、その実が夕方には半分欠けていたりする光景に秋の深まりを感じるこの頃です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて。
わたしが考えるお料理の工程で一番大切なこと。それは“味見”です。
「ちょっとだけだよ…(笑)」と言われながら、手に乗せて口にするワクワク感はたまりませんし、そんな楽しい光景と共に感じた味は、記憶として深く残るでしょう。
よって、味覚が育つ大切なツールだと考えます。
では、なぜ味覚の育ちが必要なのか?
昨今、食の欧米化やジャンクフードによって濃い味付け、わかりやすい味にしか美味しさを感じなくなってしまう人が増えていると聞きます。
その美味しいと感じる食事は添加物たっぷりの塩分たっぷり…。美味しいからと食べ続けていたら将来、生活習慣病を引き起こしかねません。
ぜったい食べちゃダメ!ではなくて、様々な食と上手に付き合う食べ方、
食を選ぶって本当にたいせつな事ですね。
アトリエに通う生徒さんも、味見がだいすき!
調味料、食材…興味があるものは、全て味見をしているので、色々な味を知っています。なのて、調理の途中で味見をする時、“もうちょっと塩入れたほうがいいかも”など的確なのです。
みんな、素晴らしい味覚の持ち主です。
味見は、キッチンに立つ人だけが味わえる特別なイベント!
おうちでのお手伝いの際は、ぜひ味見をたくさんして頂くことをおすすめします。